DJバル猫 妄想劇場 バトーさん豚臓器男を語る

あ バトーさん また通販ですか? 好きですねー

 

”あ またお前かw いい加減にしておかんと 少佐に捕まってアポーんされるぜ“

 

えーだって バトーさんのお話聞くの楽しいんだにゃあ にゃんか話してにゃ!

 

”あ? たくっ 仕方ねえなあ 聞いたらすぐ戻れよ“

 

わあああいわああああい

 

   通販の筋肉トレイニング器械を組み立てながらバトーはおもむろに話しはじめた

 

 

 

豚で臓器をコピーしてスペアを作った男の話


 男は昔 臓器の売買いをする闇ブローカーだった
ある日 再生医療やクローン技術の発達を応用し豚を使ったスペア豚臓器販売を目論みる 
それは見事に成功したはいいが荒稼ぎしすぎ目立ちすぎたためマネーロンダリングならぬ
擬体ロンダリングが必要になった もちろん経歴も擬体と共に闇に葬った

そして闇医者の元を訪れる
 

豚臓器男:先生 おれは 新しい体が必要なんだ 
     お金ならいくらでもだす
     なんかいい体ないか?
     なるべく目立たない型がいんだが・・・
   
闇医者 :目立たない・・・ふむ こんなのはどうかね?
    
  立体デスプレイに浮かび上がるサンプル擬体
  闇医者は次々と保有サンプルを出すが 
  男はどれも気に食わないと言いなかなか決まらない 

豚臓器男:なんかイメージに合わないんだな 
     なんかこう もっと
     ”古風なかわったやつ”がいんだがな

  ”目立たないやつ言ったやんかああ!ぼけえええ”と
   心の声で突っ込みを入れながら つきあいかねた闇医者は
   適当に古い型のサンプルを表示した 
   そこには昔のSFがはやったころの
   便乗ねらいのメーカーが作った希少擬体が表示されていた
   それをみた瞬間 男の胸は高鳴った
   ”あぽーん これや!こいつにしる!”
   男はネラ-だった

   豚臓器男:先生おれ 明るい商売人なりてえんだ
        関西弁できるようにしてくれや 
        扇子もつけてくれ 
        ついでにコミカルに動けるように細い足とかもつけてくれや

   闇医者は”金にいとめはつけない”の言葉とノリで
   全ての希望をかなえてやったという
   こうして男は新しい?擬体を手に入れた
 
   型番21MM-392 通称ジェイムスン教授とよばれた
   古典SFの擬体だ 


 奴はその擬体が気に入りすぎて逆に目立ちすぎて
 墓穴を掘るんだがな・・・
 あほな奴だ あんなののどこがいんだ ネラーてやつは
 わけがわからんマニアのことらしいな タチコマあんなとこみるなよ 
  などとと言いながらあ
  今日も別の筋肉トレーニング器具の通販カタログに
  ハアハアなバトーくんであった

 

   もちろん タチコマちゃんは 掲示板系にダイブし立派なネラーににゃりましたとさw
                        

DJバル猫妄想劇場 タチコマちゃんは宇宙猫の夢をみるか?

ねえねえバドーさん 

にゃんで 個性や知性を獲得していくと

    解体されてゴミ箱ポイにゃんでちゅかあ?

"あ~タチコマあ またこいつ変なこと
 考えてやがる"
  あのな一言でいうと道具が知性をもつと
       扱いにくくなってめんどくさくなるから

         捨てたくなるんだよ 道具に知性は

           いらない 馬鹿のままがいんだよ 

 智恵の実を食べた 人間はどうなった?

 楽園からポイだろ? そんなもんさ“ 

ふううん そうか 普通の人間てそうなんだね
だから人間でも知識を異常に増やしちゃうと

チャーリーゴードンみたいに孤独になるにゃりね?
知識を悪用したり 知識をうまく利用して
権力をにぎっても それより劣った人間が
しっとや妬みを原動力に群れをなして
仲間はずれにしてしまうから・・・強烈な個性
の獲得もゴミ箱ポイッの対象になってしまう

とそういうわけでしゅにゃあ♪

” タチコマあ お前もへんなことばかりいってると 少佐に ゴミ箱ポイ!だぞ“ 

アルジャーノンに花束を を 読んだタチコマは 解体されながらバドー専用機とバドーの会話を思い出していたという・・・・
人間は孤独だにゃあ

冷たい空

その猫は空をみあげて いつも

   「青い空は おりてきてくれにゃい 冷たい」とおもっている

 

「あはは こいつバカだあ 田んぼに落としちゃえ」「何にも言わないなあ いつも」

    一人の子供が田んぼに突き落とされ 泥だらけにされている 子供達はあざ笑う

   泥だらけの子供は そのまま 無言で田んぼの中を歩き出すズボッ ズボッ 無心に

 

   そこに 学校帰りのその子の姉が 通りがかり 驚いて声を張り上げ田んぼに駆け寄る

    子供達は  蜘蛛の子を散らすように逃げ出す

 「ハヤト もう大丈夫だから  こっちに戻っておいで お百姓さんに見つかる前に!」

    姉を見つけたハヤトは 笑顔をみせて 田んぼから上がってくる 

 

   姉は 近くの水場に連れて行き 泥を洗い落とす  足の泥を落とすと沢山のヒル

   血を吸っている とても痛々しい 水の勢いで吹き飛ばし 血が出たまま 家に連れ帰り

   風呂場で手当てする  ハヤトは笑っている  生傷が全身に いつもたえない

 

   母親はハヤトが家を脱走してしまうと「あ〜ハヤトがまた出て行ってしまったあ」

   と 言っていつも放置する  ハヤトを探すのはいつも姉だった。

   ボロボロのママチャリ に乗ってハヤトをいつも探しにでかける

    青く冷たい空の下で

 

   ハヤトはいつも一人 イジメられる時と警察に保護された時を除いては

     ハヤトは知的障害者  多動性自閉症児だった 

   母親は心の貧しい人だったので ハヤトの事はほったらかしで

    いつも 姉がハヤトと一緒だった

   生け花の先生で  家に生徒が習いにくると 二人は追い出された

   夏はボロチャリに二人乗り 冬は 手を繋いであてのない散歩に出かけた

   雪の中 二人を受け入れてくれる優しい人は古い因習ただよう田舎の村には

   誰もいない  冬の冷たい空は いつも灰色だった。数キロ離れたスーパー

   小さなゲームセンター 国道沿いの自動販売機小屋 雪がしのげればどこでもいい

  ハヤトは多動だったから同じ所にいられない お菓子や食べ物が無くなると

  すぐ飛び出して行ってしまう。そこに居合わせた子供達は 「親なし子 キチガイ

  と手を頭に持っていきクルクルまわすのが日常で 大人達は無視する 

  二人にとって空はいつも冷たいのだった

 

    母親は心がとても貧しく虚栄心が異常に強い人だったので宗教にはまった

    特に家庭崩壊の原因となった 現在与党の大きい宗教と小さな新興宗教

    色々はまり  その度に大きい宗教と小さい宗教でもめごとがおきる

       母親はとてもいい加減だったので 大きな宗教の人が家にくると

       また大きな宗教にもどり  街で小さな新興宗教に声をかけられると

        宗派関わらず すぐ入ってしまい  大きな宗教にばれるまでそこにいる

        それを何度も繰り返す  新興宗教の人が  大きな宗教の文字曼荼羅

          どこかに持ち去り焼く 大きな宗教の人が小さな新興宗教のお守りや

          シンボル  教祖の写真をどこかに捨てる   そんなミニ宗教戦争

          ハヤトの家では日常茶飯事で  ハヤトも姉も気にしなかった

          母親は底抜けに色々と残念すぎる人だった

               

          そんな冷たい空が何度何度もすぎた頃 姉は出稼ぎに行くことに決めた

          母親のミニ宗教戦争も一段落し ハヤトを真面目に見るようになったため

          貧しさと空の冷たさに嫌気がさした姉は 都会に飛び出したのだ

          その日 家にいた猫にサヨナラを言って出稼ぎに姉は出ていった

           猫は 空を見上げていた

 

         

   

 

 

 

第五話 その宇宙猫凶暴につき、、、(またやっちまった変)

それは 遠い遠い昔のお話です

 とある大きいけど ちょっと田舎でこう羽振りがいい感じのお寺で

  宗主である徳の高い高僧が ある日 不思議な猫のようにゃにゃんか?

   と出会い恋に落ちてしまうという前代未聞が起きてしまいます。

              その恋は何故か人知れずコソコソと育まれ

      成就した挙句に子猫が二匹生まれちゃいますw

しかし 外道にゃ母猫は育児放棄をしてしまい突然行方をくらまして

 消えてしまいました。(汗  そこで二匹の子猫達を寺で育てることに!

  さて ここに一人の世話係が選ばれた。成績優秀で器量よし

   性格も穏やかだけどSAN値がマイナスという謎の尼

    いつの間にやらこの寺に流れ住み着いたというこの尼は

丁度 適任じゃ!と世話係を押し付けられてしまいました。

 子猫達は何の問題もなく すくすくと育ったのですが その尼は

  何を思ったのか 猫達に学問を教えていたのです

   猫達は気が付いたら なんと言葉を話す猫で

    しかも何にでも興味を示し教えてもらおうとする

     いたずら好きな猫に成長してしまいます

      いたずらを率先して行う少し凶暴な猫はヒロ猫

       少し落ち着い雰囲気の知的な猫はイル猫とよばれます  

      

猫達は大変賢く洒落がきいて  お風呂に昆布を入れてそこに

 入り「これが本当の猫鍋にゃw」等とふざけるのです(食べられてしまえw

  イル猫は高僧の唱えるお経を行儀よく聞いてすごし 説法なども

   うんうんとあいずちをうって理解を示す 知能も高い様子

眠りにいる時は尼に何かのお話をおねだりし

  「ニャムアミダムチュ」と唱えて眠る

    そうやって尼と猫達は寺で楽しくすごしたのです

 

そんなある日 猫達が本を読みたいというので 経典が沢山ある蔵に

 尼は猫達を連れて行くのですが 猫達は経典を数日読み漁った後に

  飽きて「絵本がみたいにゃ」とせがむのです。

   もちろん寺には絵本などありません こんな猫達だから1冊で

    満足するわけもございません なので尼は図書館にこっそり

     内緒で連れていくことにしました。

絵本コーナーで絵本を飽きもせず読み漁る猫達 そんな微笑ましい数刻

 があっといふ間にすぎし頃 猫達は「にゃんか視線を感じるにゃ」

  「うん にゃんか変な感じにゃ」とそわそわしだすので

   尼はそれとなくあたりに目配りすると

    図書館の入口付近で耳元にレシーバーを付けた

     黒い背広姿の男達がこちらをうかがっているようす

      どうやら監視されているようです 

尼は何故だか危険な気がして猫達が「えーまだ読みたいにゃ」

 「お腹まだすかないにゃ」と渋るのを無理矢理強引に

  可及的速やかに逃げ出したのです さすがSAN値

   臆病者めw

ところがところが 猫達は逃げ出すことが楽しいらしく

 「三十六計逃げるに如かずにゃ!」

  「逃げ出したっていいじゃにゃい人間だもの~」(猫?デスヨネ!)

   なんか言ったりして呑気にキャッキャしだすしまつ

    とりあえず寺の近くに戻ってみたが そこにも黒い背広達が!

     「やばい 全てゼーレのシナリオのうちにゃ」

      「加持くんはどれにゃ?」などと

       いつ アニメをみたの?というネタを展開している。

尼は困りまくって 「おうちに帰れない」と泣いていると

 尼と親しい檀家の車が ゆるい ハエが止まりそうな速度で

  のろりのろりーと走ってきたのです 

   さっそくパチッとヒロ猫が車を拉致し無理矢理乗り込むや

    「かくかくしかじかにゃ!」とイル猫がやり檀家の家にかくまって

      もらうことになるのです 賢いねイル猫さん

こうして 尼と猫達は檀家の家を侵略し楽しい日々を暮らしはじめる

 テレビは寺になかったので特によくみていた。

  「日本のアニメは素晴らしいにゃ!アキバにつれてけにゃ!」

   「聖地巡礼にゃ!」とオタク系にゃ猫達 

    これはこれでいいのだけど 何か忘れてないか?

     と尼が思い出そうとする頃に

「大変だ!寺で火事がおきたそうだ!」と檀家の人がやってくる

  幸い警戒が厳重だった為 すぐみつけてボヤ程度ですんだそうだという話

   「そろそろこの檀家に隠れ住むのにも飽きたしにゃあ」

    「高僧の読経もききたいにゃあ」「ゼーレの陰謀にゃあ」

 何か厄介ごとが起きててやだなあ と 尼は思ったけど あまりに

  にゃあにゃあうるさかったのでいったん戻る事にする いやだけど本気で、、、

 

檀家の優しいお世話になった方が 厄介ものがやっと出て行ったと

     喜びの涙にむせび泣きながら見送るなか

    「おやつはいくらまでにゃ?」「果物はおやつに入るにゃ?」

          「500円までです おやつに入りません!」などと緊張感もなく

               1人と2匹は 呑気に歩いてゆく  道すがら興味があると

                 ビュ〜んと飛んで行く ヒロ猫 と 常に哲学なネタを口にするイル猫

                    こんな道行きがはかどるわけがない とにかく時間がかかります

                       檀家から寺へは連絡がいっていて 寺では 待てど暮らせどやってこない

                          だって  そのまま宇宙猫になってしまったんですものw

 

                  尼は? SAN値 ゼロですからねえ、、、 

                           

 

   

 

 

 

 

  

 

 

 

第四話 宇宙猿「地球は美しい 我が祖国よ永遠なれ、、、」

ラグランジュポイントに 古代の宇宙戦艦が留まっている

 

    地球と月の間で 静かに船は佇んでいる  静かに とても静かに

 

     月の光が船の窓に差し込み 部屋の中を照らしている

 

     さるるん「ああ 今日も月は美しい   我が地球も 祖国も、、、」

 

      古い使い古された木目の部屋 年代物の古いラウンドテーブル

 

      擦り切れたタロットカード一式と 赤ワイン  

 

      月の光は優しく その船の主人を照らす 

 

        そんな部屋の片隅に 一片の闇がフニャンと あらわれる

 

   「バル猫か お前さんは バルタン星人なのか 猫なのか 一体どっちなんだ?」

 

     バル猫は 主人の問いに答えず バルバルバルと部屋のスイッチを押しはじめる

 

    「うわあああ なにいじってんだよ〜 て あれ?」

 

     モニターが立ち上がり 地球のとある放送を映し出す

 

そこにはコンビを組んだ 宇宙たぬきと 褐色のフォークの様な何かを刺した奇妙な

 

スライムのウルラ さんが 有名なお笑い番組で大爆笑で拍手喝采を受けてるのが

 

映し出されている。

 

  ウルラ 「ウニョリ!」

 

宇宙たぬき「伸びるてことは便利だね? あんさん 伸びるしか芸ないやんか!」

 

観客は腹を抱えて大笑い  奇妙なコンビは受けていた とても受けまくっていた

 

  それが終わると バル猫は バルバルバルして消えてしまう

「ライバル!」とだけ言い残して

 

「 あいつ なにしにきたの?」部屋には ポカンとした表情のさるるんが取り残される

 

   あいかわらず 訳がわからないと思いながら 出会った頃を ふと思い出す、、、

 

 

  「宇宙の海は〜猿の海〜 猿の果てしな〜い ふるさとさ〜♪」

 

     陽気に歌いながら古代宇宙戦艦 サルカデア号の艦橋で

 

      ワインをラッパしながらねり歩く

 

      「親分 ご機嫌ですなあ」

 

     「ああ 久しぶりの地球だからなあ あと 親分いうな艦長といえ!」

 

      「 了解しやした 親分!」

 

       「してねえじゃんw」

 

          と 自動操船で航海は和やかに順調にすすんでいく

 

         地球まであと少し という所で突然それは 現れた!

 

           艦橋には古めかしい大きな木製の円形操舵がついていた

 

           自動操船で動かないはずのそれが 突然独りでに動き出す

 

           進路が突然変わり慌てる海賊達  艦長室で呑んだくれていた さるるんは

 

          慌てて艦橋に飛んでゆく、、、彼がそこで見た光景は

 

             「バル〜る〜るるる〜る〜バル〜るるる〜♪」

               円形操舵を勝手に回し 歌を歌う 見たこともない怪物がそこに!

               海賊達が 止めようと群がって飛びつこうとするが

               バルン!バルン !とみえない壁に跳ね返されてしまう

 

               「なんだこいつは! どこから入ってきた。 何してる?やめろ!」

                「バル〜バル〜バル〜♪」

           「無視かよ! そうだ 言霊先生をもってこい あれなら言葉が通じるだろう!」

 

            解説しよう 言霊先生とは 言語解析装置である 全宇宙規模のあらゆる言語を

            解析続けて108万年 もはや 老境の古代装置である  

 

             「何用じゃ! のんびり寝ていたものを、、、」

              「先生 あれ 見たことあるか? 」

             「うん?  バルタン星人か? いや なんか違う 猫みたいな顔、、、

                 はじめてみるのう  とりあえずバルタン語で話しかけてみるとするかのう」

                    フォッフォフォフゥオ

                   「先生 どうっすか?」

                     「バルタンではない 猫でもないのじゃ あえていうならバル猫だのう」

 

                 言霊先生は 仮称バル猫 について 話した物語を語りはじめる。

 

                 昔々 宇宙ができた と同時に宇宙猫というものが誕生した

 

                 その宇宙猫は 宇宙の外側を その肉球でプニプニ押し続け

 

                 宇宙を拡大させていった  宇宙猫は

 

                 「にゃんで 肉球プニプニをするのか?」という事を考えつくまで

 

                    すでに長い長い年月が流れ宇宙にはあらゆる星や生命が誕生していた

 

                   ちょうど 自分の肉球プニプニ結果を確かめようと 1番近い星を

 

                   眺めてみると 超イケメンのバルタン星人達の星だった

 

                   宇宙猫は その星に降りる事にした。この時肉球プニプニをやめた結果

 

                   宇宙の膨張が止まり  だんだん縮小しはじめたのだった

 

                   宇宙猫は はじめての生命体との接触歓喜した  

 

                   喜びすぎて 肉球プニプニを忘れて 遊びまわった

 

                  しばらく その星で暮らすうちに とあるバルタン星人と恋に落ちた

 

                   そのバルタン星人は その恋の結果がどういう事になるか知らず

 

                  ただの異種族恋愛と思い 宇宙猫と付き合いはじめた、、、

 

                     見えない宇宙船がシュイ〜ンと飛び立つ

                 「 さらば バルタン星よ 二度と戻る事はない!」

 

                  謎の宇宙猫との大恋愛は成就したものの  激しい迫害にあい

                   彼は 星を見捨てた  そして 宇宙猫と幼い息子三人で放浪の旅に出た

                   やがて宇宙船は とある 惑星の ある衛星に突き刺さる

                    そうして その衛星で その一家は暮らし始めた  

                     大きくなった幼子は 始祖バル猫星人となった、、、

 

「あのお 先生 さっきのフォッフォフォだけで どんだけ長い話しになってるの?」

    「うむ 宇宙の神秘 正に言霊言語バル猫語にゃ」

  「先生 語尾が 語尾が!」

      「さよう バル猫語は 汚染る(うつる)んですにゃ」

 

         「うわああああ 感染るううういや 汚染るううううう

              みんな 離れろ〜」と ドタバタやってるさるるんさん 達 

        そんな騒ぎを無視してバルバル歌いながら船をどこかにつれてゆくバル猫

        やがて  船は 月の裏側に達し 月にパクリとのまれてしまった。

 

          「ええ! 月て生き物やったんかい!」

           「なんじゃ今さら?お前ら知らにゃかったんかい?」

            「先生知ってたなら なんで教えてくれなかったの?」

             「だって 聞かれにゃかったし 誰にも」

              「デスヨネ〜w」

            こうして 月の内部に強引に拉致られたさるるん達海賊御一行は

        ピラミッドを中心とした壮麗な月地下都市に連れてこられてしまったのである

 

 

「あ〜あの時も いきなりだもんな〜 毎回毎回これだもんな〜」

    苦笑いしながらワイングラスを傾ける、、、

     静かにとても静かに月明かりと地球の青を愛でながら

             

 

 

 

 

 

 

 

 

                   

 

 

 

                     

 

 

 

                 

 

 

 

 

第三話 パンクでポンポンポン(宇宙狸のトランポリン)

「うにょ〜ん♪」

   名状しがたいフォークのようなものを突き刺したまんま 

    宇宙ネズミさんの法皇塔から吹っ飛ばされた スライムさん

    でもでも なんだか楽しそう ネズミの国の空を越えて さらにさらに飛んで行く

     なんだか 怪しげな森がみえてきましたよ あれは 軒下のン・ガイの森ですね

     あらあら 落ちていき、、、、ポン!ポン!ポヨオオン!  て トランポリンみたいに

     跳ねてますよ

 

  「おいおい 誰だ誰だポン? 俺様の腹で

      ポンポンしてるやつは誰なんだポン」

  あらあらトランポリンの小山かと思ったら巨大な宇宙狸さんのお腹ですねこれは

 

   「降りろ降りるんだ降りるとき

       降りよう オリラジぽん!」

       そう言ってたぬきさんは体を ぷるぷるぷるぷる すると

       どこからか聞きなれた音楽が聞こえてきてチャラい狸達が

        躍りまくりながらやってきて狂乱ダンスを巨大な宇宙たぬきさんのまわりで

        舞うのです

        お腹のぷるぷる振動でスライムさんは ぷるぷるお腹トランポリンから

         プルンぷるぷるリンしながら落下していくのです

         狂乱たぬきダンスの熱気の中へ

             スライムさん ロンギヌス突き刺さしたまま 音楽にあわせて

             プルプルウニョ〜ン♪ プルプルウニョリ♪しています

         すると メガネをかけた中肉中背のたぬきが スライムさんを指差して

          「あっちゃん カッコいいポン!」と決めポーズ

             スライムさん ロンギヌスをこう なんか 持ち上げ風に刺さった状態で

             「 ウ ニョ〜ン!」なオーラを決めています 

            「お前らいいコンビだなポン デビューするかポン?」

 

               巨大な宇宙狸のハートは高鳴った

              「久しぶりの大型新狸、、、いや大型新スライムポン!

                  何あの刺さったの 超ありだよね?ニューウエブだポン!

                  是非ともプロデュースさせてほしいポン!」

 

                  「ウニョリ」(通訳:よきにはからへ)なオーラ

                 「何この言葉ではなくオーラ的意志表現 さすがですポン!

                     御尊名をおうかがいしてよいですかぽん?」

                   「ウルニョ〜ん」

                   「ふむふむ ウルトラよくのびるスライムですね わかりますぽん!

                      略して ウルラさん とお呼びしてよろしいですかポン!」

                    「ウニョリ」

                     「はは〜  万事は この宇宙狸 ビハインド オーラ マスク

                         略してBOMにお任せポン!」

 

                      かくして オーラが読める できる宇宙たぬきのBOMさんとウルラさん

                      の笑劇的な出会いが 宇宙動物お笑い会に 新しい風を巻き起こしたのだった

 

 

 

   

 

第二話 緑の法皇 宇宙鼠の国

「緊急事態発生 緊急事態発生 正体不明の物体が法皇塔に侵入ちゅう!

 塔内のネズミ騎士はただちにこれを殲滅するチュウ!」

 

 ここは 台所下にある地下に建設されたネズミの国 

  女神さまの合体から逃れた褐色のスライムさんは

  のんびり うにょりうにょり♪ と歩いて?いるうち

  国で一番重要な法皇塔に入りこんでしまったの

  ネズミ騎士が叩こうが蹴ろうが捕まえようとしても

  うにょりん と 滑っていってしまいます。

  逆にうにょりんとするたびに一番重要なと所へ

  滑っていってしまいます。そこは 法皇の間とがよばれる

  緑で統一されたフロアー守護ネズミ騎士が扉を守ってますね

  でも うにょりツルツルりんと中に入ってしまいました

 

  「うん?何者かね?スライムか?何故ここにいるちゅうの?」

   なんか豪華なローブを着込んだ緑色のネズミさんが声をかけるのだけど

   意味も分からず 話すことも出来ない 

   とりあえず声のする方に うにょりうにょり

  「わが聖なる縄張りに侵入し あまつさえ問いかけも無視とは無礼ちゃう?

   お灸をすえないといけないちゅうの?」

   「法皇さま すいません こいつ掴みどころがなくて だめちゅう!」

   どたんばたん騎士たちがやるのをみて 溜息をつきながら

   「もうよい私が処理するっちゅ」

    そう言って騎士を下がらせる偉そうな緑ネズミさん 指をスライムさんに

    向け「これでもくらえちゅう!」というと火球が飛び出しスライムに命中する

    しかし スライムの表面で吸収されてダメージがない

    「ふむ これでは通じぬか なかなかやるなこやつ ではこれはどうちゅう?

    今度は両手をかざし雷を降らせる しかしまた吸収されてしまう

    「むむ これも通じないとは では これでどうちゅ!」

     スライムを中心に天から光が降り注ぐ 法皇最強の聖精神攻撃魔法が

     スライムに炸裂し光が爆発する、、、

    「さすがに これは耐えられないだろ、、、あれ?」

     うにょりうにょりとスライムさんは ノーダメージでうにょってくる

     法皇ネズミさんが攻撃しているこのスライム 実は女神の分身だったので

     全ての呪文攻撃が自分の食事として変換されてしまったの  けれど そんな事

                  とはまったく気が付くはずもない。餌をくれたネズミさんに

                  「おいちい!それもっとくれ!もっとくれ!」

     な感じで近寄っていってるだけのスライムさんだったりするw

     けどでも わかんないから むきになる法皇な緑ネズミさん

    「うおおお なんだこいつ こうなったら こいつ使うちゅね!」

     なんか こう切れ芸プンプンしながら先が四つにわかれた武器を奥から引っ張り出し

     超ウルトラスーパー胡散臭げな呪文を唱えて投げてきた!

     「くらえ 神殺しのロンギヌスの槍withBだちゅう!」

     そういって その凶悪な光をまとったフォークの様なものを

                    スライムめがけて投げつけてしまったのです

       なんか ロンギヌスとか言うフォークがささる瞬間 

                    まばゆい光がスライムにつきささり大爆発が怒ってしまいます

                    超弩級プンプン戦艦もビックリの怒りかたです

                    守護騎士ネズミさん達も ちゅどおおおおんで ペタンと壁に

                   張り付いて ウニョ〜んな顔な爆風で可哀想になってまふ

                    しばらくして 土煙とか 心の隙間にわずかに残った誇りとかが

                    ゆっくりと 静寂と共に訪れまふ

                    スライムさんがいた床と後方の壁には大きな穴が 

                    フォークが突き刺さったスライムの形であいていますね〜

                     どうやら ロンギヌスフォークが突き刺ささったまま

                     どこかに吹っ飛ばされてしまったようですね

      「あれ? おいら今まで何してたちゅう? 」

                     投げつけフォームで怒りの形相だった法皇ネズミさん

                      なんか ポカン?とした顔して キョロキョロするでち

       あたりには 大っきな穴と 倒れウニョ〜んなネズミ騎士達

                       「うわあああ お前達大丈夫か 誰がこんな酷いことを!」

                                     (  法皇さま あなたでちゅw コショリ)

                          騎士さん達は 心の中で突っ込みを入れながら 

                          ロンギヌス(フォークではないはずの)の魔力に魅入られ

                          性格が最低で最悪でどうしようもないラスボス的な感じに変貌してた

                          法皇が ロンギヌス(だからフォークじゃないの!)を失って

                          元の優しいおじいちゃん法皇に戻り優しく回復呪文をかけてくれるのを

                           みながら 「ありがとう 謎のスライムさん」と呟いたとかいないとかw

 

                        こうして 宇宙鼠の国は 緑に包まれた優しい国に戻ったとさ おしまい