第三話 パンクでポンポンポン(宇宙狸のトランポリン)
「うにょ〜ん♪」
名状しがたいフォークのようなものを突き刺したまんま
宇宙ネズミさんの法皇塔から吹っ飛ばされた スライムさん
でもでも なんだか楽しそう ネズミの国の空を越えて さらにさらに飛んで行く
なんだか 怪しげな森がみえてきましたよ あれは 軒下のン・ガイの森ですね
あらあら 落ちていき、、、、ポン!ポン!ポヨオオン! て トランポリンみたいに
跳ねてますよ
「おいおい 誰だ誰だポン? 俺様の腹で
ポンポンしてるやつは誰なんだポン」
あらあらトランポリンの小山かと思ったら巨大な宇宙狸さんのお腹ですねこれは
「降りろ降りるんだ降りるとき
降りよう オリラジぽん!」
そう言ってたぬきさんは体を ぷるぷるぷるぷる すると
どこからか聞きなれた音楽が聞こえてきてチャラい狸達が
躍りまくりながらやってきて狂乱ダンスを巨大な宇宙たぬきさんのまわりで
舞うのです
お腹のぷるぷる振動でスライムさんは ぷるぷるお腹トランポリンから
プルンぷるぷるリンしながら落下していくのです
狂乱たぬきダンスの熱気の中へ
スライムさん ロンギヌス突き刺さしたまま 音楽にあわせて
プルプルウニョ〜ン♪ プルプルウニョリ♪しています
すると メガネをかけた中肉中背のたぬきが スライムさんを指差して
「あっちゃん カッコいいポン!」と決めポーズ
スライムさん ロンギヌスをこう なんか 持ち上げ風に刺さった状態で
「 ウ ニョ〜ン!」なオーラを決めています
「お前らいいコンビだなポン デビューするかポン?」
巨大な宇宙狸のハートは高鳴った
「久しぶりの大型新狸、、、いや大型新スライムポン!
何あの刺さったの 超ありだよね?ニューウエブだポン!
是非ともプロデュースさせてほしいポン!」
「ウニョリ」(通訳:よきにはからへ)なオーラ
「何この言葉ではなくオーラ的意志表現 さすがですポン!
御尊名をおうかがいしてよいですかぽん?」
「ウルニョ〜ん」
「ふむふむ ウルトラよくのびるスライムですね わかりますぽん!
略して ウルラさん とお呼びしてよろしいですかポン!」
「ウニョリ」
「はは〜 万事は この宇宙狸 ビハインド オーラ マスク
略してBOMにお任せポン!」
かくして オーラが読める できる宇宙たぬきのBOMさんとウルラさん
の笑劇的な出会いが 宇宙動物お笑い会に 新しい風を巻き起こしたのだった